2009年01月22日
沼津御用邸記念公園
昨日は、ガラス作家の会のみんなで
「沼津御用邸記念公園」へ
行ってきました。
なぜかと言うと、11月にこちらの西御用邸で展覧会をさせて
もらえることになったからです。

すご~い!!

沼津市に委託されているとはいえ、宮内庁の管轄の
文化的にも価値のある施設ですよ~
実は、西伊豆町に住む陶芸家の崎山先生が
おととしこちらで展覧会をされていて、私たちに
やってみないかと、声をかけてくださったのです。
崎山先生は、平成17年度日本陶芸大賞(桂宮賜杯)受賞、
アメリカの有名な美術館にも展示されているほどの
有名な陶芸家です。
そんなすごい人が、すぐ近所に住んでいるんですよ~

しかも教室も開いていて、だれでも手ほどきを受けることができます!!
それも、すごいでしょう??
てなわけで、私たちも2つ返事でOKし、展示させてもらう
部屋をみせていただいたのです。
この部屋は、皇族方の寝る部屋。
もともと西御用邸は昭和天皇や、その後兄弟の
避暑の為の館です。
終戦直前に本邸が空襲で焼失してからは、
皇室の方々の御用邸として使われていたそうです。
畳の敷き方、わかります??二条城と一緒で、
畳の縁がまっすぐになっているんですって!
西御用邸の壁は、ほとんどガラス張りです。
ガラス屋の私たちが感激するのは、その歪み。
これはドイツで手吹きで作らせた板ガラス。
100年以上前のガラスは、まだ窯の温度が安定せず、
綺麗には溶けませんでした。
だから、ひっかき傷のようなオリや、細かい泡が残り、
表面もゆがみます。
それらが、本当に素敵な表情を見せるのです。
窓の外は、松林。
その向こうは海が広がっています。
風景がゆがんで見えるの、わかります??
昭和天皇も子どものころ、ここを走りまわって、
海で日焼けしたんでしょうかね~