2010年10月12日

ノウイング

ノウイング

何気なく始まった、映画を見ました。

ニコラス・ケイジ主演

『ノウイング』



息子が学校のタイムカプセルから受け取った50年前の手紙。

ただ数字がびっしり書かれただけのものが、
実は過去や未来の大惨事を描いたものだと
気付いた主人公は、阻止すべく動き始めます。



一番のポイントは、主人公が牧師の息子だということ。

聖書を少しかじったことのある方なら、この映画の
随所に聖書のエピソードへのオマージュ
隠されていることにすぐ気づくでしょう。

この間見『2012』とストーリーとしては似ていて、
聖書の同じエピソードを使っていますが、
ノウイングの方を評価します。

2012は

『私は助かりたい!』

というエゴ丸出しの人々が
いっぱいでありながら、それをノーマルにとらえていて
私は好きではありません。

一方のノウイングは、主人公と周りの人物だけに
スポットを当てて、家族を守るお父さんが主人公
という同じ設定でも、全く違う生き方を選びます。

残念ながら評価が良くないようなのですが、私はとっても好きです。

大好きな映画『モスマン プロフェシー』
『サイン』を混ぜたような映画だったからです。


そして、ブルース・ウィリスの『アルマゲドン』のように
宇宙まで行って地球を守るという、
とんでもない結末ではなく、どこにでもいる普通のお父さんが、
人間性を失わないで進むラストの姿に感動します。


お父ちゃんは、かなり驚きの(血が出たりとかではありません)
シーンが中盤連続で起きるので、それが本当に
リアルで怖かったって言っていました。

『家のテレビがこれ(小さくてボロい)で良かったよ~

もしも、ワイドなでっかいテレビだったり、映画館で見てたら、
俺、避けたりのけぞったりしてたはずだよ!』


と、コーフンして話していましたよ。笑

あまりに急展開なので、手に汗握りっぱなしで、
(これでラスト、どう持って行くんだろう???)って
心配して見ていましたが、私は、

『囁く声』を聞く、聞かない

のところで、結末がわかってしまいました。
これも、キリスト教的なエピソードです。

このことを教えてくれた映画は『エルサレム』です。

この映画は、今でも時々思い出すほど、素晴らしい映画です。
人間の罪と赦しを描いた映画です。
ご覧になる機会があったら、こちらもぜひ!



ということで、長々書きましたが、ノウイング、
ぜひ!大きなテレビをお持ちの方はご覧ください。

おススメですよ。



しかし、、、モスマンが、中古で280円とは、、、泣




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Posted by たんたん at 12:00 │i film

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