2008年05月17日

8歳

8歳

昨日、16日は長男の誕生日

もちろん、ケーキは松崎町の紫苑さん。

ちゃんと了解を得て写真をいっぱい撮ってきたので、
また後日記事にいたします。


8歳

他にもいろいろ作ってもらえるのに、これがいいと言って聞かないので、
いつもショートケーキですが、中のカスタードクリームがやめられません。

スポンジは卵の味がするほどおいしいですよ~

しかも、『材料の高騰で値上がっちゃったんだけどごめんね』と言われて
「当たり前だよ!構わないからいくら??」と聞いたら

2400円になっちゃったの、ごめんね、、、』

とおっしゃる。

それでも18センチで、2400円は激安だよ~
と、お礼を言ってきました。


ロウソクが付いたケーキを前にして、いろいろ思い出します。
8年前、初めての出産、、、、

促進剤を打って、ひどい痛みに長い間耐えてやっと産んだのですが、
助産師さんと先生が、息子を見て奥でなにやら相談している。

(やばいな~五体不満足か、、、)

と、ビビッていると、助産師さんが、

『息子さん、ちょっと足にできているのだけど、また先生に診て頂きましょうね』

と言う。

後でオムツ換えのときに見たら、片側の腰からひざのあたりまで、
ひどいブツブツで、ただれた状態だった。

(一体これは??)と、ショックだった。

オムツ換えは必ず授乳室でする決まりだった。
そこへは、経産婦さんが皆集まって、ぎゅうぎゅうづめでおっぱいをやり、
オムツを換える。

だから、隣の赤ちゃんと自分の赤ちゃんを必ず比べるのだ。
私が息子の足に軟膏を塗っているのを見て、他のお母さんは
何てかわいそうなのだと声を上げた。

私は、他の赤ちゃんのすべすべした足を見て、自分の子を
きれいに産んでやれなくて悲しかった。

いよいよ、皮膚科の先生が観てくれる日。
その先生は以前、テレビで観た事のある、k大学病院の医学部の教授だった。

『先天性色素失調症』という診断だった。
軟膏を塗れば、湿疹のようなブツブツはきれいになるだろうということだった。

退院してからもう一度観てもらいに行った。

診断は変わらず。

『今後の症状としては、歯が生えない、足の色素の抜けた状態が続く、
最悪の場合、”知恵遅れ”になりますよ。』

と、平気な顔をして私に告げた。
確かに『知恵遅れ』と、はっきり言った。

外で待っていた、義母は椅子にへなへな座り込んだ。

生後半年間、いつその『症状』が現れるのか、ヒヤヒヤしていた。
でも、彼は順調に発達し、よく笑い、泣いて、元気だった。

クヨクヨ悩んでいるのがいやだったので、大学病院に連れて行った。

先生が息子の顔を観て一言。

『こんなに賢そうな目をしているのに、知的障害があるかもと、本当に
お考えですか?
先天性色素失調症は97パーセント、女児に出ます。
97パーセントと言えば、医学会では100パーセントと同じですよ。
ボクの息子なら、痛い思いをさせて検査なんかしませんがね!!』

と、おっしゃった。

一気に今までの暗く思いフタのようなものが取れ、私はそのまま
何も検査せずに部屋を出た。

外で待っていたお父ちゃんも、ほっとしたようだった。

あれから、7年半。

あっという間だったね。
すべてはあのくそ爺の誤診のせいだ。
お陰で、おっぱいの出がとっても悪かった。

でも、本当に無事でよかった。ありがとう。


いろいろ考えていたら、ろうそくの火は吹き消され、、、


8歳

やつらは、『ココ舐めていい??』

と、ロウソクに付いたクリームを一本一本なぶる。face07


8歳

お~い、、、ジャミラ~face09

イチゴだけ食って、あとは残すなよぉ~!!icon08






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Posted by たんたん at 22:30 │La famiglia
この記事へのコメント
なけちゃいましたよ~たんたんちゃん。

おにいちゃん いろんな意味で 良かったね。 

始めての出産 大喜びのはずが ホント 辛かったね。
でも きっと 大切な 何かを たくさん手にできたはずだから 
必要な 流れ 出来事だったはず。

今 こうして バースディ~できて 幸せ~いっぱいだね。

昨日は 私達アロマセラピーの代表の先生(男性)のバースディ
浜松で クラッカーパンパン~って&ケーキで お祝いしてきたの。

同じ 日に たんたんちゃんもお祝いしていたんだね。
Posted by あび at 2008年05月17日 22:45
たんたんさん、大変だったんだね。

写真のお顔はしっかりと8歳のお兄ちゃん。

そんな苦労があったなんて想像つかない。

これからも大丈夫、たくましく育ってくれますよ~
Posted by FPひまわりFPひまわり at 2008年05月17日 22:51
本当に大変な思いをされたんですね・・・
有名な先生だからって100%完璧じゃないんですね
それどころか 人間性が・・・(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
多くの患者さんを相手にしていると、そういう所が麻痺してしまうんでしょうかね・・・

でも、お兄ちゃんおめでとうございます♪
ブログを通して 弟思いの優しいお兄ちゃんであることが伝わってきます♪
これからも元気にスクスク育ってね(^_-)-☆
Posted by yu-miyu-mi at 2008年05月17日 22:54
****あびさん****

今はそんなことがあったなんて、忘れているほどですが、、、
あの時は、目の前が真っ暗になりました。
でも、どんな子だって自分の子だ、かわいいはずだと思いました。

この間、徹子の部屋で、背中に刺青のある女性弁護士の方が
ゲスト出でいらっしゃったの、ご覧になりましたか?

困難な妊娠を経て出産したら、帝王切開の傷が原因で死のふちを
さまよう状態になってしまったそうです。
そして、そのとき命がけで産んだ子は、ダウン症だったと、、、

ああ、何てこの人は波乱万丈な人生を歩んでいくのだろうと、
鳥肌が立ってしまいましたが、やはり彼女も彼女のご主人も
どんなしょうがいがあっても、自分達の子どもなんだから、、、
と、話し合ったそうです。

スタジオに来ていたお嬢さんは、本当にかわいくて天使のようでした。

保育園にも長男次男、二人とも知的しょうがのあるお子さんをお持ちの
お母さんがいらっしゃいました。
でも、とっても明るくて、清清しい方です。

大変だろうと思いますが、苦労しているとは思っていないだろうな~と
いつも見ていてそう思いました。

元気に育ってくれるだけでありがたいんですね。
今は毎日、勉強しろー!!と、怒鳴っていますが、、、
Posted by たんたんたんたん at 2008年05月17日 23:02
****ひまわりさん****

つらかったのは、本当に半年だけだったから、私は幸せです。
実際には、何もしょうがいが残らなかったんですからね。

あのころは、ネットで毎日その病気のこと、調べていました。
ちゃんと、その病気のお子さんを持つお母さん達のサイトが
あって、そこには歯が生えないから、子どもなのに総入れ歯
にせざるをえない状態や、学校で足にコーヒーがこぼれている
って、色素の沈着をバカにされて傷ついたという話などが、
切々と載せてありました。

自分もそうなるのかもと、毎日恐ろしかったです。

そうならなかったこと、本当に感謝しています。



****yu-miさん****

そうなんです。
あれから、偉い人を信用しなくなった、、、(笑)
権威ある人物だからって、偉い人ではないのだとわかりました。

偉い人は、もっと地味なんでしょうね。
自分の周りにいっぱいいることに、気がつき始めました。

お兄ちゃんは、本当に弟思いです。
頼りにしています!!
Posted by たんたんたんたん at 2008年05月17日 23:10
ジャミラ1号♪はぴばすでー♪♪

どんな子にも 8歳なら8歳なりにその歴史はあります

誕生日が来るたびに感慨深いよね

うちの子も 小さい頃 誤診されたことあったよ
その病院 まだやってるけど 絶対に行かないよ!
Posted by katochan at 2008年05月17日 23:59
****katochanさん****

ありがとうございます。
本人が一番喜んでいました。
歳をとるのが、うれしいって、、、うらやましい、、、

誤診されたのは日赤ですが、ああいう病院は
先生が数ヶ月ごとや、曜日ごとにコロコロ変わって
患者の気持ち、全然わかってないですよね。
順天堂もしかり。

かといって、近くには産科が皆無。
子どもを育てるのが難しいって、どういう世の中や!!って
叫びたいです。
Posted by たんたんたんたん at 2008年05月18日 00:06

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