お兄ちゃんの優しさ 戸田村少年柔道大会

たんたん

2010年08月11日 21:03

ひと月前になってしまいますが、戸田で柔道の大会に出場しました。

http://faro.i-ra.jp/e237947.html


くじ引きによる団体戦で、知らない子と組になります。

団体戦が初めての経験であるジャミラ君。

自分は勝てないのに、どんどん勝ち進んでいて、
周りのお父さんやお母さんたちに

「すごいじゃん!がんばってよ!」

と、声をかけられると、どんどん委縮して行きました。




ものすごい暑い日だったので、水分を取らせようと
水筒を渡しながら、緊張しないように声をかけていました。




携帯の方はこちら

2回目も負けて、かなり緊張しているのが見てとれました。

でも、向こうの方にいるので、私からはアプローチできませんでした。

すると、、、



お兄ちゃんが、ジャミラ君の水筒を持って近寄り、
何かしらアドバイスしているようで、ジャミラ君も
ふんふんと、うなづいていました。


アドバイス、、、って言っても、
お兄ちゃんは相変わらず勝てません。





今回も初戦敗退でした。




これもいつもの通りですが、少し涙ぐんでいました。

でも、すぐに見知らぬチームメイトに声をかけて、
応援している姿に感動したのです。

そして、今度は弟にもさりげないフォローをしています。




やっぱりジャミラ君は勝てなかったけど、他の
チームメイトのお陰で優勝したのでした。

みんなにほめられたけど、

『僕は勝ってないもん、、、』

と、小さな声で呟きながら、足早にやり過ごしていました。

二人とも勝てなかったけど、良く頑張ったと思いました。

お兄ちゃんには、こんな風に周りの人への気づかいと
人を和ませる力
があります。

強くならなくてもいいから、柔道が彼にとって
大人になっても趣味として続けられるような存在
なるといいなと、私は思うのでした。




帰り道にちょっと晴れ晴れとしたかったので
旅人岬に立ち寄りました。

カップルの写真を撮ってあげて、見上げると
そこにあったブロンズ像は、私のイタリア語の先生の
師匠 重岡健二先生の作品でした。




3人それぞれにいろんなことを想った、夏のひとコマです。

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