8歳
昨日、16日は長男の誕生日。
もちろん、ケーキは松崎町の紫苑さん。
ちゃんと了解を得て写真をいっぱい撮ってきたので、
また後日記事にいたします。
他にもいろいろ作ってもらえるのに、これがいいと言って聞かないので、
いつもショートケーキですが、中のカスタードクリームがやめられません。
スポンジは卵の味がするほどおいしいですよ~
しかも、『材料の高騰で値上がっちゃったんだけどごめんね』と言われて
「当たり前だよ!構わないからいくら??」と聞いたら
『2400円になっちゃったの、ごめんね、、、』
とおっしゃる。
それでも18センチで、2400円は激安だよ~
と、お礼を言ってきました。
ロウソクが付いたケーキを前にして、いろいろ思い出します。
8年前、初めての出産、、、、
促進剤を打って、ひどい痛みに長い間耐えてやっと産んだのですが、
助産師さんと先生が、息子を見て奥でなにやら相談している。
(やばいな~五体不満足か、、、)
と、ビビッていると、助産師さんが、
『息子さん、ちょっと足にできているのだけど、また先生に診て頂きましょうね』
と言う。
後でオムツ換えのときに見たら、片側の腰からひざのあたりまで、
ひどいブツブツで、ただれた状態だった。
(一体これは??)と、ショックだった。
オムツ換えは必ず授乳室でする決まりだった。
そこへは、経産婦さんが皆集まって、ぎゅうぎゅうづめでおっぱいをやり、
オムツを換える。
だから、隣の赤ちゃんと自分の赤ちゃんを必ず比べるのだ。
私が息子の足に軟膏を塗っているのを見て、他のお母さんは
何てかわいそうなのだと声を上げた。
私は、他の赤ちゃんのすべすべした足を見て、自分の子を
きれいに産んでやれなくて悲しかった。
いよいよ、皮膚科の先生が観てくれる日。
その先生は以前、テレビで観た事のある、k大学病院の医学部の教授だった。
『先天性色素失調症』という診断だった。
軟膏を塗れば、湿疹のようなブツブツはきれいになるだろうということだった。
退院してからもう一度観てもらいに行った。
診断は変わらず。
『今後の症状としては、歯が生えない、足の色素の抜けた状態が続く、
最悪の場合、”知恵遅れ”になりますよ。』
と、平気な顔をして私に告げた。
確かに『知恵遅れ』と、はっきり言った。
外で待っていた、義母は椅子にへなへな座り込んだ。
生後半年間、いつその『症状』が現れるのか、ヒヤヒヤしていた。
でも、彼は順調に発達し、よく笑い、泣いて、元気だった。
クヨクヨ悩んでいるのがいやだったので、大学病院に連れて行った。
先生が息子の顔を観て一言。
『こんなに賢そうな目をしているのに、知的障害があるかもと、本当に
お考えですか?
先天性色素失調症は97パーセント、女児に出ます。
97パーセントと言えば、医学会では100パーセントと同じですよ。
ボクの息子なら、痛い思いをさせて検査なんかしませんがね!!』
と、おっしゃった。
一気に今までの暗く思いフタのようなものが取れ、私はそのまま
何も検査せずに部屋を出た。
外で待っていたお父ちゃんも、ほっとしたようだった。
あれから、7年半。
あっという間だったね。
すべてはあのくそ爺の誤診のせいだ。
お陰で、おっぱいの出がとっても悪かった。
でも、本当に無事でよかった。ありがとう。
いろいろ考えていたら、ろうそくの火は吹き消され、、、
やつらは、『ココ舐めていい??』
と、ロウソクに付いたクリームを一本一本なぶる。
お~い、、、ジャミラ~
イチゴだけ食って、あとは残すなよぉ~!!
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