昨日の夜遅く、
久美ちゃんから電話。
下の弟が釣りでこっちに来ているそうで、
24時間営業のスタンドを探しているとのこと。
んなもん、ないよ~
24時間休んでるようなスタンドならあるけどさ。
こんな遅くに開いてる所なんかないよ!
そして弟から同じ要件の電話。
「爆釣だったら、時間も忘れて釣ろうって来たんだけど、
釣れないし
すっげー寒いし、やめて車で寝ようと思ったんだけど
ガソリンが無くなっちゃってさ。」
もうこう言われたら、
うちへおいでと言うしかない。
しかも、弟だけでなく、
甥と姪、弟の同僚2人もいっしょ。
大慌てで、
開かずの間を掃除し、蒲団を出し、リビングも掃除。
夜中にぞろぞろやってきた5人。
甥と姪は蒲団が足りなくて、
寝袋に突っ込んだ。
『そこの近所の釣り具屋でさー
「磐田から来たんですけど、イカ、今どうですかねぇ~?」
って聞いたら
「ちゃ~んと調べてこなきゃダメだよ!
今頃イカ釣る奴なんかいないよ。
1か月早いよ!」』
と、強い口調で叱られたそうだ。
それで、3人のテンションは下がり、
一気に寒くなってしまったそう。
大のオヤジ3人で、なにやってんだか、、、
弟は、掛川で主にバス釣りしてるんだけど、秋から
エギングを始めたらしい。
1人が
”山羊に会いたかった”と言う。
『俺、
動物好きなんです』
ふ~ん
・
・
・
『あ、お姉ちゃん、こいつ、
ライオンに食われただに。』
・
・
・
へ??ライオン??
『ええ、
サファリパークに務めていた時、ライオンに
こことここを嚙まれて、頭にもホラ』
うわ~ 額にき、傷が!!
『
あばら骨もないし、背骨をまっすぐにする腱もダメになったので、
いつも肩が落ちている状態で、肩こりひどいんです』
と、彼は笑う、、、
「ええ~~~???
あの、
同僚の飼育員のミスで、扉が閉まってないのに、
開けられちゃって、
食べられたっていうニュースの、あの人??
本物??本人???マジっすか???」
『ええ』
と、彼は照れくさそうに、、、ってか、照れるような話ではないよな。
雌ライオンに
ガブッと嚙まれて、隣の雄ライオンのところに
餌として引きずって行かれる所を、
奇跡的にライオンと彼の間に
柵が降りてきて、引き離されたそう。
20歳そこそこで、とんでもない事故にあった彼。
「柵が降りてきてほんとにラッキーだったね~」と言った瞬間、
その柵が幸運だった以前に
ライオンに食われてるのが不幸だよな、、、
何だかわからなくなってきた。
お父ちゃんなんか
「サイン貰わなきゃ!」と言ったくらい。
ライオンに食われたことがある人に会うなんて、
たぶんそうそうあることではないな、、、すごい
で、
夜中の1時半まで馬鹿話して、彼らはまた
5時に出かけて行った。
甥と姪を残して、、、
9時頃、久美ちゃんからのメールで、このシャメ。
おお~釣れてんじゃん!
昨日の釣り具屋行って、見せびらかしてこい!って
お父ちゃんが言った。
そのころ甥は、寝袋のなかで
おねしょしていた、、、
お昼に帰ってきた3人。
結局釣れたのは
この1匹だけ。
お昼はイカスパゲッティーにしようと包丁を入れたけど、
アオリイカって、かつてない形だな。
エンぺラが横に付いてるから、どうやってさばいていいか、
観察しながら切ったので、スゲ―時間かかっちゃった。
お腹から、こんな
不思議なものが出てきました。
何だか透き通っていて、ガラスのようできれい。
乾くと塩ビみたいになっちゃうけど。
スパゲッティを食べさせて、お帰り頂きました。
掃除と洗濯とまかないで、疲れました。
『又来る』って、、、