六花亭さんのお菓子にまつわる話
生協でこっそり頼んでおいた、北海道
六花亭さんの、母の日詰め合わせセット。
1180円也
例年通り、母の日に感謝の言葉も、ましてや
贈り物など貰えるはずもない私を、せめて
自分で誉めてやろうという趣向です、、、
大好きなマルセイバターサンド4枚
缶入りのチョコレート
小さなチョコレートもいくつか。
そして、ひそかに食べたいと思っていた、
雪やこんこ!3枚
うれしい~
想像していた通り、いや、もっとおいしかった~
感激。
じぇったい!誰にもやらないんだ!
こっそり食べるもん。
明日、万が一誰かが「ありがとう」と言ってくれたら、
少し考えてやってもいい、、、
あ、そうそう。
この六花亭さんの和菓子に「ひとつ鍋」というお菓子があります。
十勝開拓の祖、依田勉三翁が開拓当時によんだ句
「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」
に由来しているので鍋の形をしているんですが、
この依田勉三さんは、実はお隣の松崎町出身なんです。
お兄さんの依田佐ニ平さん(帝国議会初の衆議院議員)と、
土屋三余(幕末の漢学者)と並んで、地元では
「三聖」と呼ばれ、中川地区の子ども達は、何度となく
この3人の偉人の苦難と成功の歴史を学ぶそうです。
これは、お兄ちゃんのお友達のお母さんから、
昨年教えていただき、そのお母さんの熱い語りから、
地元の人たちが、いかに誇りに思っているか感じました。
このお母さんも、子供のころから勉三さんが
本当に苦労して苦労して北海道を開拓したことを
聞いていて、遂には北海道までたった一人で
開拓地を見に行ったほどです。
そんなにも思われるほど、愛されている人たちなんです。
マルセイのバターサンドも、この依田兄弟が作った、
会社「晩成社」にちなんで作られたお菓子だそうです。
そう言われれば、丸の中に「成」の字が書かれていますね!
勉三さんの人生は、北村一輝さん主演の映画
「新しい風 - 若き日の依田勉三 -」
で、語られているそうです。
地元の偉人を愛する心が、郷土愛につながりますね。
そして、何百キロも遠く離れた、北海道の偉人になる、、、
なんて素晴らしいことでしょうね。
私は、小さいときに住んでいた場所のそばに
天竜川の堤防を築いた、金原明善さんの生家が
あったので、6歳当時、とっても誇らしく思っていたことを
今思い出しました。
大好きなバターサンドを食べながら、母の日のことは
すっかり忘れて、過酷だった開拓当時に
思いを馳せる夜です。
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