みなさんあれから
「それでどうした?続きは??」と、
ヤキモキされていたと思います。
実は
その1と、
その2の間に、通る場所がありまして、、、
右に瀬戸物人形のジオラマを見ながら進むと、
その先に、
掘っ建て小屋があり、おかあさん、ガラガラ!っと
硝子戸を開け、
いろんな岩を見せてくれました。
それらは、金の含まれた石だったり、それと間違えられた石
だったり、火花を上げる赤い石だったり、、、
「これで昔は鉱石をすりつぶしたのね」と見せられた石。
くぼみがあって、すり鉢状です。すりこぎのような石もある。
「あ、これはこの石にちょうどいいかなと思って、この間
浜で拾ってきたの、ぴったりでしょう?」
と、すりこぎ状の石を自慢げに見せられた。
ってことは、ここに並べられた石は、
ここから出たもの
ではないものも含まれる可能性が濃厚~
それを突っ込まれないようにするためか、おかあさんは
「じゃ、こちらに~」
と、今度は左手に促す。
そこは何だか資料館のよう。
ガラスの向こうには、古びたものがいっぱい。
それにしても、中は数十年手つかずと言う風で、
荒れている。
「これが、小判の複製です。
本物は、
ある方が持っていらっしゃって、その方が
この複製を作ってくださいました。
本物は、銀行の貸金庫にしまってあるそうです。
一番右の
天正大判は、金の含有量が高くて
左隣の慶長のものより、今でも価値が高いそうです。
大体、
慶長が六百万円ほどに対して、
天正の方は千万円ほどするそうです。」
と、ペラペラここでもあっという間に、大事なところを
話していってしまう。
私は
(その価値、いつのレート?)と、心の中で
思っていたのですが、ここではまだお母さんに
圧倒されていたので、言えずじまい。
つと、その下に、
ムートンのお座ぶに鎮座ましました
硯があった。
「え~これが、中国の硯で、、、」
硯が金と何か関係あるのか??と、
聴き続けたのですが、
「え~満州から引き上げた方が、向こうの方から
譲り受けて持ち帰った硯で、墨をすると、中から
水牛が現れるという、、、」
お~い!
カンケーないやん!!
ぢゃあ!
このおっさんの像とかも?
隣の猿の腰掛なんて、ご丁寧に
「サルノコシカケ」って表示してあるし、、、
猿の腰掛って、、、って思わずつぶやいたら、
「結構硬いんですってよ~」と、
プチトリビアを負けずに繰り出すおかあさん。
私が話しかけようとするのを遮るように
「そう。うちの大事なものをここに集めたのね~
オホホホ、、、」
と、また逃げるように行ってしまう。
その先に広がる竹林。
「え~竹を型にして、その昔は小判の形にしていたそうです。」
はいはい。ここでまともな話にやっと戻った。
と、ホッとしたのもつかの間、
「え~竹には雄と雌があるそうで、
もしも竹林を作りたいと思うのなら、
その両方がないと、林にならないそうです。
一番下の枝が、1本なら雄。
2本なら雌です。
伸びるまで見分けられないと思うかも知れませんが、
竹の子の時に、先端が黄色だったら雌だそうです。」
猿の腰掛以上のご丁寧さで、大きな札が下がっていた。
竹林、みんな増えて困ってるくらいだと思うのですがー
わざわざ作る人いるのかな~
と、悩んでいるうちに、坑道へ進んで行ったお母さん。
この辺から、私は逆襲を始めました。
まあ、個人で、このように観光客を案内するような大きな
施設を作るのは、本当に容易ではなかったと思います。
というわけで、たんたんの冒険は、これにて終了~
実は、
もっとすごいしゃべりの「お父さん」がいらっしゃるそうです。
他のブログやHPを読むと、
「がっかり」と、
「笑える」の賛否両論ですが、とにかく
おかあさんを上回るマシンガントークのようです。
みなさん、ぜひお父さんに会って、レポしてください。
しかし、
この話術、誰が継承するのかな~
あの入口のお兄ちゃんか??
無くなるのは、とても残念な気も、、、??