モザイクかけました・龕附天正金鑛~その2~

たんたん

2009年09月04日 23:58

その1に続き、、、

おかあさんとの攻防を繰り広げながら、
とうとう坑道の入口へ。




ここでも、おかあさんの弾丸トークが続く。

「コレが金の場所ね」

と、茶色の筋を見せられる。
ここでは六角水晶の隣に、金の含まれた石が沿っている。

100万分の7含まれていれば良い方だった時代、
ここでは100万分の20採れたそう。


(って、何パーセントになるの?)
とか
頭の中で計算しようかと考えている間に、
おかあさんは、ペラペラ話し続けていて、どーでも
よくなってしまう。

いかんいかん、、、

入口には、古ぼけた細工で、女性の顔がくっついていた。

「あ!すごい!400年前のものですか???」

と、声を上げると、

「ああ、それね。ここを作った時、遊んだのね。
おかめの顔、くっつけちゃったのね


と、笑う。

遊んじゃって良いの?
ここ、伊豆市指定文化財ですけど、、、




 「おじいさんの代のことだから、、、オホホホ、、、」 

と、さっさと行ってしまう。

追いかける私。




少し首をすくませないといけないほどの高さ。

おかあさんの説明は、ここからひたすら換気のことになる。




昔は松明だったから、それが消えないように
換気に大変気を使ったらしい。

人が動くと対流が起こる仕組みだったり、
天井が階段状になっていて、熱が外へ抜けるように
できていたり、、、


↓クリックすると大きくなります。


400年前の人が、よくそんなこと知っていたな~
まるでピラミッドみたいだな~と思いながら進むと、、、




ここで、行き止まり。
ここで終わり??
この間の土肥金山とはえらい違いだな。

「多分ここまでで、空気が来なくて苦しかったんでしょうね。
それで、これがと言われる、山の神様の祠。」

と、ライトアップされた先を紹介される。

だから、ここは龕附きと、発見した教授が命名したそう。

詳しくレポすると、みなさん
「行かなくてもいいか~」って
怠けるので、モザイクかけます。




女性のアレを模したものだと言われたけど、、、う~ん、、、

 「白い部分があるでしょう?
お不動さんがいるって言う方もいるし、
いやいや観音様がいらっしゃるって言う方も
いるし、果ては4人観音様が見えるって言う方も
いたわね~。」


って自慢げに言うから、

毎日こうして来ていて、なにかご利益ありましたか?


って突っ込んだら、

「ウッ」っておかあさん、言葉に詰まった。

(やった!)と内心喜ぶ私。

「毎日来てるとね~あまりわかんないけど







まあ、夏は涼しいわよ


って、そんなこと聞いてない。

ペースを乱されたのか、おかあさん、ついボロを出しました。

「何度も来ては、神様にリンゴをお供えしてください。って
いう方もあるのよ。
でもね~湿気のせいか腐っちゃうから
供えるのやめたの。」


(モノが腐っちゃう”パワースポット”って、、、)と、心の中で思う。


400年前、ここから一体どれだけの量の金が出たのか?
ノミの跡は、天正、文禄、慶長の3代分見られるそうです。

この100メートルで、たくさん採れたのかな~

龕を作って、すべて埋めて、山を閉めたのだろうと
発見した教授は考えていたそうです。




今、国道136号線が走っているところまで、
おかあさんが小さい時は、砂浜だったそうです。

営業しているのかどうなのか、ドキドキしながら
来ました。

って言ったら、

「ここの、フェンスが閉まっていたら、お休みね。
法事とか、そんな用事で、、、」って言うので、

じゃあ、ここは個人の施設?

って尋ねると、そうなんですって。

たまたま自分ところの山の部分だったそうです。

それでおじいさんと、教授と大学の学生が
みんなで掘って、見つけたそうです。

(そうか、だから、展示物が手作り感いっぱいなんだ)

これだけの広さ、維持するの大変でしょうね~

って言ったら、

「草取りだけでも大変」

って言ったので、山羊飼いを勧めておきました。

(って、今日お休みかどうかが心配ではなくて、
潰れてるかもしれないっていう心配だったんですけど~)


続く、、、

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